がんばりたいセレクターのあれこれ

WIXOSSをやってるとあるセレクターの備忘録と反省を兼ねたドキュメントです。

蟹キーハナレ感想

 はじめまして、あみぃと申します。
 関東圏内のウィクロスセレモニーによく現れます。

 

 いろんな人からたくさん情報をもらっておきながら自分から情報を発信することがなかったため、今度は自分が誰かのためになれることを夢見て手を動かすことにしました。
 拙い文章ですが、お付き合いいただけますと幸いです。

 

 

 最近自分が触っているハナレについてについてお話することにしました。
 といっても「どういった動きをするデッキなのか」とかそういった話はすでに書いている方がいっぱいいると思うので、あんまり記事といった形で話題を見かけない(と、勝手に思っている)「カーニバル -K-」(以下、蟹キー)を使用したハナレについてお話させていただきます。

 すでに何らかのドキュメントを作成されている方がいらっしゃいましたら申し訳ございません。

 

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 ハナレはレベル5にグロウした後のエクシード効果が非常に強力です。
 ですので、可能な限り「ハナレのエクシードを使うより蟹キーのエクシードを使ったほうが得」という状況を狙います。

 とはいえハナレのエクシードも強力ですので、蟹キーではどうしようもなくなった時や蟹キーエクシードでは別段得にもならない時の対処手段として上手く使い分けたいところです。
 ということで、実際に試して感じた利点・欠点を書いていきたいと思います。

 まずは利点から。

 


1. ヨルムガンやヘルボロスをコピーしての多面防御
 ハナレのエクシードはシグニ1体のパワーを0にできる非常に強力な効果ですが、防御点数という意味ではエクシード1につき1点です。
 ですが、ハナレにはヨルムガンやヘルボロスといった、【アタックフェイズ】に発動可能な「シグニを場に出す効果」を持つシグニが投入されています。

 

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 これらのカードを蟹キーでコピーすることで、このカードら自身が持つ「シグニを場に出したときに、パワーをマイナスする」効果も併せて面埋めとパワーマイナスでの除去の併用を狙います。

例: ヨルムガンをコピーする場合

 

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    場にシグニ1体だけの時にヨルムガンをコピー
     ->ヨルムガンの効果でアリサエマを場に出す
     ->アリサエマの効果でバジリスクを場に出す

 

 ヨルムガンが場にいるのでマイナス値は倍となり、上記プロセスを経るだけで、
     ・アリサエマが場に出たことによる-4000
     ・バジリスクが場に出たことによる-4000
     ・バジリスクの出現時効果による-4000
 で合計-12000を相手シグニにかけられます。シグニ1体退かすには十分な数値です。

 ヘルボロスをコピーする場合はカイヅカあたりを出すとヘルボロスの効果とカイヅカ自身の出現時効果で合計-12000できてうれしくなります。

 アタックフェイズ以降トラッシュ触る効果があればついでに潰せていい感じです。

 

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 全面空けられていてコピーできない場合はメイジの効果で1面埋めて、メイジを対象にコピーをします。今回のケース以外でも同様です。

 

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2. 中盤の防御補助
 蟹キーはハナレではレベル3から場に出すことができるため、蟹キーのエクシード効果に対応したシグニの採用でレベル3~4の時点での防御に厚みを持たせることができます。

 例えば、スノークイーンとユキンコの2枚を見てみます。

 

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 あらかじめトラッシュに置いておいたスノークイーンを場に残ったシグニにコピーして、限定条件違反でトラッシュに送られたスノークイーンの効果でユキンコを出すやつです。
 フォロワーのドーナ使いの方に以前教えてもらったのを思い出して何の気なしに突っ込んだところ、想像以上に大活躍してくれました。もうしばらくは抜けません、本当にありがとうございます。

 

 3の時点でスノークイーンを落とすことは困難ですが、4にグロウできればダイホウイカの効果で手札から捨てることができます。
 また、バニッシュ以外の防御手段で相手のシグニを止めてくれるユキンコはハナレが苦手なバニッシュ耐性にも強く、5にグロウしてからも非常に強力なシグニでした。

 

 ほかにもニパ子など、様々なシグニを活用できるかと思います。
 どのシグニがいいのかは私もいろいろ試している最中ですので、先駆者がいましたらぜひお話を聞かせていただけますと幸いです。

 

 

3. ルリグ耐性に対する回答

 

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 強力な効果持ちのシグニをコピーする蟹キーの特性上、上記シグニのようなルリグ耐性持ちに非常に強いです。

 ハナレはルリグ耐性が嫌いだと私は思っているので、この点で非常に助かっています。

 

 

4. レベル4での安定した立ち回り
 出現時でレベル4シグニを2枚持ってこれる都合、手札を減らすことなく4の時点での盤面をある程度コントロールすることができます。
 ダイホウイカでレベル4の時点での点要求や手札補給、4ハナレ起動効果のコスト確保をしたり、サーバントでルリグアタックを確実に防いだりですね。というか主にイカです。

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 これら以外の4シグニを戦術の要にしている場合は、そちらをサーチして目的のコンボを確実なものにすることもできます。
 私はスノークイーンをダイホウイカとセットで持ってきて、ダイホウイカ効果でトラッシュに送ったりしています。

 

 

5. 全体サーバントZERO化による相手シグニの無力化
 全体サーバントZERO化効果は相手シグニ効果の無効化、相手のクラスの強制変更、パワー1000化の非常に強力な効果です。
 アタックトリガーによる要求やクラス参照系の連携を否定しつつ、どのシグニもバジリスクの出現時1回で倒せるステータスまで落とせてものすごく強いです。

 また、対象を取らないので【シャドウ】持ちシグニも除去が可能な状態になります。アーツとは異なり再利用はできませんが・・・

 

 アタック時に使用してから面を空けずに要求して詰めに入るやり方もあるそうですが、残念なことにまだ試せる機会はありませんでした。機会があればやってみたいです。

 

 

6. 攻めの盤面の安定化
 攻めのターンでも制圧力・耐性に優れたシグニをコピーすることで、手札にいなくても強力な盤面を構築することができます。

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 こちらのシグニ1体を鯖ZERO化して盤面を弱くしてくる赤いMAISの自動効果に対して、上から強いシグニで上書きできたりもします。

 これするときはだいたいヘルボロスをコピーしてる気がしますが、状況に応じてほかに強そうなシグニがトラッシュに落ちているならもちろんそちらでも構いません。

 まぁとか言いつつ、私は蟹に勝てていませんが。もっと練習しないと。

 

 ただしその分防御が減るので、「何もしないと相手がZr等でほぼ防御手段を減らすことなく守ってくる」「コピーしただけで相手が詰む」等のやむを得ない状況で行いたいです。

 

 

 

 私が思いついていないというだけで他にも利点はある気はしますが、まぁとにかくエクシードが喧嘩しているとはいえかなり良い所がありました。
 ただし、もちろん悪いところも。以下はぐぬぬってなったポイントです。

 

 

 

1. トラッシュ封殺に弱い

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 全面空けられた上でメイジの効果を封じられる、またはメイジやコピー先のカードを除外されるなどで対処されてしまいます。
 デッキデスによるリフレッシュでコピー元がいなくなってしまうのも非常に困ります。

 ハッピー5でスノークイーン抜かれたときは吐くかと思いました。

 

 

2. キーでガブリエルトがどうにもならない

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 蟹キーでは退かすことができない要塞です。蟹キー1枚分対処できる回数を減らしてしまっているとも言えます。

 アルテマがこの娘を一生立て続けてぐちゃぐちゃにされてしまいました。

 

 

3. メイジ過剰使用によるリソース切れ
 レベル5に乗って互いに全面空けての殴り合いだからといって調子に乗ってメイジからの蟹キーを連打した結果、エナがきつくなった上リフレッシュに入れずサーバントも引けなくなって死んでしまうこともありました。


 状況次第な気もしますが、蟹キーに依存しきるのはよくないのかもしれません。

 あくまで防御の選択肢が増えた程度に考えておくべきなんでしょうか。

 

 

4. 従来のギミックの安定性の低下や喪失
 例えばスノークイーンギミックを採用するためにスノークイーンを1枚、ユキンコを2枚入れた場合、計3枚分のデッキスペースを埋めてしまいます。


 従来のハナレの構築もあまり余裕のあるものではないと思っています。
 その貴重な枠をこれらに割くことで、採用を諦めなければならないギミックもどうしても出てきます。


 私はスノークイーンを入れるためにチョコキラーの採用を諦めてしまいました。

 「チョコキラーが弱い!」という主張ではもちろんなく、私自身この手の戦略の幅が広がるカードは抜きたくないのでわりと断腸の思いです。

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 総じて利点欠点ともに少ないとは言えず、結局好みでの採用なのかなぁと考えています。


 アンリミテッドセレクター発売後のセレモニーはすべて蟹キー採用型のハナレで出場しました。
 戦績は以下の通りです。


2/23 わくわく杯
    赤MAIS 後手 ×
    15種類揃えるミルルン 後手 ○
    アルテマ 後手 ×
    4ナナシ 先手 ○
    銃声 後手 ×

 

2/24 カードナイト
    4ナナシ 先手 ○
    あや 先手 ○
    4リル 先手 ×
    5タウィル 先手 ○
決勝トナメ
    創世タマユ 後手 ○
    4リル 先手 ×
    メル 先手 ○

 

3/2 マジッカーズハイパーアリーナ(ラボマリン+セレモニー)
    5サシェ 後手 ×
    フラコスタ出してきた紡ぐグズ子 後手 ○
    赤MAIS 先手 ×
    ハナレ 先手 バーストチャンス○
    5サシェ 先手 ○
    あや 後手 バーストチャンス×

 

3/3 イエローサブマリン町田(ラボマリン+セレモニー)
    5ママ 先手 ○
    アルフォウ 先手 ○
    ハナレ 先手 ×
    ドーナ 後手 ○
決勝トナメ
    アイヤイキーアークゲインするタマ 後手 ×

 


 半端ではない先手率です。蟹対面は練習をしなければならない。

 まぁ総じて負けっぱなしではないので、全然チャンスはありそうな型だと思いました。
 しばらくは蟹キー入れて戦ってみようと思うので、またなにか感じたら次回があるかもしれません。


 最後に、今後試したいカードだけ貼って〆たいと思います。

 

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 前者は蟹キーとは直接つながりはありませんが、スノークイーンを捨てつつユキンコを持ってこれるのがいい感じです。

 

 後者はユキンコの出現時を撃てることから、強力な反面出現時の撃てないクトゥル・アビスや手札をコストにできる反面毒牙しか出せないフォービドゥン・ゲームと差別化を図れないかと考えています。

 7枚トラッシュ送りはもちろん、シグニ回収効果も触りにくかったサーバント∞なんかを回収できるし強いんじゃないか?という気がしています。
 前回セレモニーまではクトゥル・コールを使ってみていましたが、こちらも悪くありませんでした。

 

 

 

 非常に長くなってしまいました。

 普段ブログや記事投稿されている方々がいかにすごいかを改めて思い知っています。


 「いや、その理屈はおかしい」「君の文章の書き方もっとこうしたほうがいいよ」等ありましたら、普段はTwitterに居るのでお手数ですがそちらまでご連絡いただければと思います。

 直近のレシピも逐一画像で上げている気がします。
 基本知識に飢えている人間なので、ちょっとしたことでもすぐ大興奮します。

 

    Twitter: あみぽよ (@fiza_la) | Twitter

 

 それでは失礼いたします。ご観覧いただき、誠にありがとうございました。