お久しぶりですこんばんは。あみぃです。
にじさんじコラボや555円デッキの販売、ティーチングイベント等、最近初心者向けのあれこれが多いなぁと。
ということで、今までの記事でさんざん割愛してきた「ハナレってどんなデッキ?」という紹介文を書くことにしました。
キーセレクションに存在しないルリグの話なので、当然対象レギュレーションはオールスターです。
本記事を通じて、ハナレというルリグやオールスターというレギュレーションに興味を持っていただけるとうれしいなぁと。
結構話すこと多めなので、わりと端折り気味で進めます。許してください。
オールスター?キーセレとなにが違うの?
まず根本的なところから。カード右下の鍵マークとか関係なく、なんでも使用可能のやりたい放題な環境です。
※一部例外はあります。詳しくは下記参照
なんでもありなので攻撃的な効果・強固な耐性を持つカードはもちろんのこと、キーを貼らずともルリグがエクシードコストを要求する強力な効果を持つのは半ば当たり前。
起動効果に【アタックフェイズ】が付いているシグニまで存在します。
ただ面を空けて殴るだけではなく「いかにして自分のやりたいことを通すか」「いかにして相手のやりたいことを潰すか」が重要なレギュレーションといえるでしょう。
こう書くと難しそうな気はしますが、やりたいことを詰め込んだデッキで派手に暴れまわればええか!みたいなノリでも十分楽しめるかと。
覚えることも多いですが、一番身につくコツは「やらかすこと」です。
気になる娘が居るなら恐れずに使ってみて、ガンガンやらかしていろんなことを覚えましょう。
そもそも私もよくやらかしますし。
ハナレってどんなデッキ?
このルリグのメインとなるシグニのクラスは「精武:毒牙」です。
「毒」から連想される通り、大半が「シグニのパワーをマイナスする行動」に関係するシグニとなります。
主にやることは3つで、
・パワーを0にして相手の盤面を空ける。
・パワーダウンをトリガーにする効果でリソースを稼ぐ。
・稼いだリソースで強力な盤面を作って、押しつぶす。
これを耐久しながら実直に繰り返して、相手の防御手段を粘り強く奪っていくコントロール寄りのデッキとなります。
相手の行動を潰すために限定条件の付いていない妨害札に頼ることも多く、構築の自由度は比較的高めのデッキです。
ということで、さっそく主要カードの紹介を。
もちろんここで紹介するカードが全てではないですが、私の主観でよく見る娘を書いていきます。
レベル0~2ルリグ
まずはルリグの紹介です。
レベル0はお好みのイラストで。1と2に選択の余地はないです。僕はレベル2の背中とおしりがすきです。
レベル3ルリグ
4種類くらいいたような気がしますが、基本はこの2種類のうちどちらかになります。
左の方は自身がエクシード効果のコストとしてルリグトラッシュに置かれた時についでにレベル3以下の毒牙を蘇生します。
蘇生効果持ちの毒牙を出せばさらにシグニゾーンが埋まり、エクシード効果分も込みで3面防御にもなります。
右は3コインもらえます。コインベットを必要とするキーやアーツを採用するのであればこちらですが、
「ハナレは3でやっとコインをもらえる」=「初手でキーを貼れない」
ということも意識しておきましょう。
レベル4ルリグ
背中おしりえちえち。
ここに載せていないもう1体はグロウに黒4エナも払わなければならないため、基本的にはこいつ1択です。
出現時で毒牙なんでも1体蘇生する効果と、【アタックフェイズ】でコイン1枚払って毒牙を捨てることで、捨てた毒牙のパワーの分だけ相手シグニ1体のパワーをマイナスでる効果を持ちます。
コイン効果は防御に使うのはもちろん、コインが余っているのであれば自ターンのアタック時に使用して打点を上げたり、手札から特定の毒牙をトラッシュへ落として墓地を絡めた動きの準備をしたりもできます。
こいつ自身もコインを1枚くれるので、どのレベル3ハナレから乗っても最低1回は使えます。
もしコインが余ってしまった場合でも、グロウせずに4のまま戦うメリットは薄いのでできるだけレベル5へグロウしてしまいたいところです。もったいないですが、我慢しましょう。
レベル5ルリグ
こいつしかいません。
リミットは13と普通のレベル5よりも1多いリミットになっています。445とか355ができるのは地味ながら相当に便利です。
続いて効果ですが、
・対戦相手はシグニのパワーを上げられなくなる常時効果
・対戦相手のシグニのパワーが0になると1ドローか1エナチャージする自動効果
・毒牙2枚トラッシュから手札に加える出現時効果
・【アタックフェイズ】エクシード1でシグニ1体のパワーを0にする起動効果
なんか、突然めちゃくちゃなことを4つも言い出しました。
まず起動効果。5に乗るだけでいきなりエクシード付き起動効果で5点分守りがプラスされます。
また、常時効果によって緑のデッキでよくみられるパワープラスによるギミックは突っ立ってるだけで全否定できます。
出すだけで毒牙2枚返してもらえたり、相手のシグニをパワー0にするだけで1ドローか1エナのおまけがついてきたりするので、リソースもすごい勢いで伸びます。
ここまで来たら、あとはリソースの暴力とエクシード効果による強固な守りで徹底的かつ継続的に嫌がらせをして行きましょう。うまくゲームメイクができれば勝利は目前です。
アーツ
特に採用率が高めなのはこの2枚。
フォービドゥン・ゲームは一見コストが重そうに見えますが、手札から毒牙を2枚捨てると無料で撃てます。
12000マイナスに3以下の毒牙1体蘇生なので、蘇生効果持ちの毒牙を出しておけば3面防御も狙えます。
こちらはお値段もそんなにしません。光ってないやつとかはショップのストレージとかに転がってるんじゃないでしょうか。
クトゥル・アビスは白を2エナも要求しているので白シグニの採用がほぼ必須となりますが、ルリグ止め、1体トラッシュ、1体蘇生と破格の性能。
除去をパワーマイナスに頼り切る都合バニッシュ耐性が苦手なハナレにおいて、トラッシュ送りは非常に強力な防御手段となります。
蘇生効果も【アタックフェイズ】起動効果を持つシグニを対象にすれば彼女たちの効果も併せて3面防御となり、超高性能アーツへ変貌します。
アビスの最大の欠点はお値段が高いこと。特に最近高騰しているので、やや手を出しにくいという方も少なくはないのでは。
あとはわりと人によりけりです。限定アーツがあまり強くないので、手持ちのカードと相談してデッキにあった非限定アーツを探して投入しましょう。
キー
このあたりのキーの採用が多いのではないでしょうか。
ハナレ自身のエクシード効果が強力なため、エクシードを使わずにいても効果を発揮できるキーの使用率が比較的高めとなっています。
・リソース奪取、デッキ破壊等絡め手への対策となるレイラキー
・墓地肥やし兼デッキ破壊と破棄時の防御、シグニ回収効果による安定した盤面形成能力を持つナナシキー
・本来エクシード効果が通らないルリグ耐性持ちへの、シグニコピーによる対策+全体サーバントZERO化での無力化の狙えるカーニバルキー
といったように、キーそれぞれの強みがあるので、まずは自分にあった能力のキーを選択してみると良いでしょう。
ここに書いていないキーが弱いという話ではないですし、もちろんキーを入れないという選択肢もあります。
新パック「エクスプロード」も発売ということですし、新たに相性のいいキーが発掘されるかもしれません。
また、キーを入れるならキーを破棄することでアンコールで使いまわせるアーツのセレクト・ハッピー5も併せて採用を検討してみてはいかがでしょうか。
キーセレでおなじみのカードですが、トラッシュ除外効果等オールスターでも役に立つ効果が目白押しで、様々な場面で活躍が見込めます。
レベル1毒牙
続いてシグニを。まずは最初期から頼りになるレベル1の仲間たちを紹介していきます。
上段3人のアイン=ダガ、アイン=ルクボル、アイン=バジリスクはパワーをマイナスしてくれる娘たちです。
それぞれLBの有無、発動条件、マイナス量等で微妙に性質が異なるので、枠を考えてお好みで入れていきましょう。
とはいえ、この娘たちを使いすぎると手札がガンガンなくなっていきます。
下段左のアイン=テトロドが場に居る状態で相手シグニのパワーを0にするとおまけで1枚カードを引けるので、セットで積極的に置いておくことで手札を補充していきましょう。
下段右のアイン=シュミットは・・・何なんでしょうね。パワーマイナスが全く関係ないですが。
とはいえ、相手が出現時効果を使うだけで手札を1枚捨てさせる効果を持つ、相手の初動を邪魔できる強力なカードです。余裕があればこの娘も置いておきましょう。
レベル2~3毒牙
ツヴァイ=チェボル、ドライ=アリサエマはトラッシュの下級毒牙を蘇生できるので、この効果で序盤にトラッシュへ送られたダガ等を使いまわして継続的に面を空けていきましょう。
ステータスやエナコストの有無でぱっと見チェボルよりアリサエマのが強そうに見えますが、
・目当ての毒牙をエナからトラッシュに送れる
・ターン終了時に蘇生対象が場からトラッシュに送られない
・レベル2
という点が有効になるケースもあるため差別化ができます。どっちも使ってみて、使いやすかった方を採用すると良いでしょう。
この2人同士の相性も悪くないので、同時採用ももちろんOK。
ドライ=チョコキラーは相手のシグニを場に引きずり出すことで疑似的なハンデス要員として使用できます。
場に出させたシグニは邪魔になってしまうので、可能な限りパワーマイナスの餌食にできる状況で効果を使用したいです。
右端のドライ=ラミアはすごいことに【アタックフェイズ】効果持ち。
3エナ払ってトラッシュからラミア自身を除外することで、使い切りですがシグニ1体のパワーを0にできます。
可能な限り1枚はトラッシュに置いておき、防御に厚みを持たせましょう。
レベル4毒牙
レベル4毒牙は他にもいますが、どのハナレにもだいたい採用されているのはこのフィア=パトラだと思います。
効果は以下の3つで、
・相手のシグニのパワーがマイナスされると、その数値分パワーがプラスされる効果
・出現時、レベル1の毒牙をトラッシュから手札に加える効果
・自身のパワーをマイナス20000することで、相手に相手のシグニゾーンと手札のカードを1枚ずつ選ばせて、それをトラッシュへ送る起動効果
となっており、特に3つ目の起動効果が非常に強力です。
パトラ自身のパワーをちょうど20000になるように調整することで、役目を終えた自身もパワー0でバニッシュされます。これにより、相手のリソースを荒らしつつも自分は退きながら黒エナを一つ増やすことが可能となります。
この流れはできそうなら積極的に狙っていきましょう。2回3回と決まれば相手もさすがに無視できない被害を被っている頃かと思います。
レベル5毒牙
最強の毒牙であるヨルムガン。こいつも効果盛り盛りです。
・パワーマイナスの数値を2倍にする効果
・毒牙が場に出る、またはアタックすると相手のシグニ1体のパワーをマイナス2000する効果
・【メインフェイズ】【アタックフェイズ】で、レベル4以下の毒牙1体を蘇生する効果
こいつとセットで雑に毒牙を出しまくるだけでも、そこそこ簡単に相手のシグニゾーンを空にできるすごいやつです。
パトラとも相性がよく、パトラや自分自身も込みで毒牙を2体出すだけでマイナス2000の2倍で4000が2回、合計8000マイナスとなりパトラのパワーがちょうど20000となります。起動効果で蘇生すればさらにもう1回。
蘇生効果も【アタックフェイズ】が付いているので、アリサエマやチェボルの蘇生による面埋め、バジリスクの蘇生でさらにパワーマイナスするなど、生き残っているだけでハチャメチャなことをしてくれます。
【アタックフェイズ】付きの蘇生系アーツとも相性が良く、ヨルムガンを出すだけで3面防御になったりします。
スペル
ハナレといえばこれ。
自分の場の毒牙1体をバニッシュすることで、以下の2つから効果を選択できます。
・レベル1の毒牙2体を蘇生する
・対戦相手のシグニ1体のパワーを、トラッシュに存在するレベルの異なる毒牙の数*3000マイナスする
序盤は単純に展開補助に用いるほか、テトロドやシュミットを蘇生してアドバンテージに差をつける、バジリスクやダガ等を蘇生してパワーマイナス効果を連打するなどの使い道が考えられます。
レベル1の展開が不要な中盤~終盤でも2つ目のパワーマイナス効果で除去スペルとしての活躍が期待できます。
しかし、「毒牙以外の自分のシグニがいない」「トラッシュに毒牙が全然いない」等の状況では死に札となるなど、小回りの利かない一面も。
ハンドに抱えすぎず、でも居てほしいときに居てくれるようなバランスとなる枚数を考えて採用することとなります。
腐るタイミングがあるとはいえ、発動できた時のリターンは大きいので強気の4積みももちろんOKです。
いっそ入れないで別の汎用スペルを使うという択もあります。その辺はまぁお好みで。
その他シグニ
上で紹介した毒牙の皆さんだけで40枚の束を作るのはほぼ不可能なので、汎用シグニの力も少し借ります。上記は特に採用率の高い連中になります。
リンゼは手札消費の激しい序盤の手札回復や序盤に来られても困る不要札の手札交換、さらには墓地肥やしまで同時に行えるのがなかなか偉いです。
アタック時のスペル・アーツ封じも一部のデッキには思いっきりぶっ刺さるので行動阻害要因としても優秀。
メイジはラミアと同じく【アタックフェイズ】効果持ちで、こちらは自身を復活させることで面埋めで1面守ってくれます。
効果使用時にシグニをデッキに戻す必要があるので、状況や相手に応じたシグニを戻してデッキをどんどん強くしていきましょう。
ダイホウイカはなんか出すだけで手札が増える上に打点も上がるすごいカード。
打点要員として考えた場合はアタック時は手札を捨てる必要がありますが、除去の仕方もパワーマイナスと噛み合いが良く、テトロドを隣に立たせておけば捨てた分も少し取り戻せてお得です。
枠があるならとりあえず入れておきましょう。バニッシュされて青エナになっても、メイジやラミアが無色エナを要求するのでそのコストにしてしまいましょう。青エナを要求するアーツやスペルの採用も検討できます。
ヘルボロスは立ってるだけで相手の墓地利用を禁止できる強力なシグニです。
レベル4以下の古代兵器の投入が条件ではありますが、【アタックフェイズ】起動での面埋め防御まで持っています。蘇生時はついでにパワーマイナスまでできるのでハナレとの相性も言わずもがな。
ヨルムガンと2人で、レベル5へグロウした後のメイン火力として継続的に場に置いていきましょう。
限定条件の付いていないシグニは強力な効果持ちがまだまだいっぱいいます。
このあたりで特色を出して、自分だけのハナレを目指してみるのも良いでしょう。
デッキレシピ
最後に、お試しで遊べる用のデッキレシピを置いておきます。
「安さ」「組みやすさ」を主軸に置いた構築ですが、こんなんでもレアリティやイラストにこだわるとかなり高くつくので、最初は同じカードでもより安いものを探してみるのが良いかと思います。
ルリグデッキ
ほかの方がやっているようなレシピの上げ方がわからなかったので、ルリグデッキ、LBありメインデッキ、LBなしメインデッキそれぞれで手持ちのカードを撮影しました。
見辛かったら言ってください、なんとかします。
ルリグデッキは、カードショップのストレージを漁れば多分出てくるフォービドゥン・ゲーム以外はキーセレ環境で入手可能なもので揃えました。
バッド・チョイスはキーセレパックからも出てくる激安黒アーツということで、入手しやすさが頭一つ抜けていたので突っ込んでいます。
強さを求めるならほかのアーツを入れることをお勧めしますが、このアーツもヘルボロスやヨルムガンあたりのシグニを2体蘇生させて、こいつらの効果も込みで3面防御を狙えます。
キーはシグニをトラッシュから拾えて動きが安定するという意味で初心者に向いてるかなと勝手に判断してナナシキーを突っ込みました。
このカードもカーニバルの555円デッキについてくるので、入手難度は低めかと。
キーが入ったので、最後にキーセレでおなじみハッピー5を入れて、ひとまず10枚の束が完成です。
LBありメインデッキ
メインデッキ、LBありの方です。LBなしの方より比較的お金がかかります。
特にダイホウイカ、ヘルボロスあたりがそこそこお高いので、お金がなければ最初はアイン=ダガやドライ=ラミア、LBつきサーバントあたりを増やして枠をごまかしておきましょう。
LBなしメインデッキ
非LBの方です。わりと悩みましたが、それぞれのシグニを何枚入れるかは人によってかなり異なるので、まず形にすることを優先させていただきました。
それぞれ何枚に調整するかは実際回してみてから考えるのが良いかと思います。
おわりに
いつもと同じような〆で恐縮ですが、私自身まだ未熟故にいろいろ変なことを書いている個所もあるかと思われます。
「もっとこういう感じの構成で書いたほうが」「ここちょっとわかりにくい」等ありましたら、アドバイスいただけますと幸いです。
また、今回の記事でもしハナレというデッキに興味をもっていただけて、かつもっといろいろ話を聞いてみたいという方がいらっしゃいましたら僕のTwitterまでぜひお気軽にご連絡ください。
僕としても、今以上にハナレの構築の話題がもっと視界に入るってだけでも大変ありがたいので、ほんとお願いします(土下座)。
それではこのあたりで失礼いたします。ご観覧ありがとうございました。